私の等高線のやり方はマイクロメーターとカーボン紙を使います。
まず、マイクロメーターを5mmにセットします。
板にカーボン紙を置き、そこに マイクロメーターのスピンドルの先端(測定子)を軽く当てます。
このように点が付きます。 これをフリーハンドで点を繋げていきます。
点が繋がったら定規を使って中心線から左右の長さを測ります。
(例→中心線から左に5cmの所に線が合ったとします。右に7cmの所に線が合ったとすると左右対称ではありません。
したがって右側の方が高いということになります。この位置に鉛筆などで印を付けます。
この作業を上から下まで行ないます。)
私の場合、等高線は5mm・7mm・9mm・11mm・13mmで付けています。
写真では1本足りませんが・・・
見ていただいて分かるようにCの部分(画面中央下)に鉛筆で印を付けた跡がいっぱい・・・
ローアーバウツ(画面右中央)にも歪みが・・・
スクレーパーで仕上げて自分では左右対称だと思っていても等高線を書くと
このように全然、左右対称ではありません。
↓↓↓この作業を何回も繰り返していくと↓↓↓
だんだん、左右対称になっていきます。
このくらいまで来たらあとは細かい凹凸をさらに無くしていく訳ですが明るいと見えにくいので
部屋を暗くしてライトの明かりを上手く当てながら作業していきます。
この段階まで来るとヤスリで凹凸を取り、スクレーパーで綺麗に仕上げて、という作業の繰り返しになります。
この後はスクレーパーでパーフリングの上の部分を綺麗に調えます。
最後に150番くらいのサンドペーパーを使用するとより綺麗になります。
この作業はバイオリンが仕上がった時に形として残る所なので重要な部分です。
以上でアーチ出しの説明を終わります。
次は→8.厚み出し