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8.厚み出し

 アーチ出しの作業が終わったら次は裏側の厚みを出していきます。
 まずは型と板を重ねて鉛筆で線を引きます。
 次にその線から内側6mmの所を定規で測りながら点を付けていき付け終わったらフリーハンド繋げます。
 ブロックの部分は、上下は外形より2mmぐらい大きめに線を書きます。
 (画像を見てもらうと分かるように最終的にはフリーハンドでこのようなカーブの付いた形になります)

 コーナーの部分はアッパーバウツからCの部分・Cの部分からローアーバウツに滑らかに繋がるように線を書きます。
 この線を目安に削っていきます。





 厚みの最終仕上げは
 真ん中付近が4.5mm・Cの部分が3.0mmから4.5mm・その他の部分は3.0mmを狙います。
 しかし、厳密にこの数値にこだわるのではなく、板を持って指で叩き音を確認しながら作業することが大事です。


 現段階では真ん中付近の厚みは15mm程あり、その他もかなり厚いです。
 まず最初の狙いとして真ん中付近を10mm・上下の部分を8mmになるように削っていきます。
 中心から徐々に外側に広げていきます。


 
 
 このような作業を繰り返しながら徐々に薄くしていきます。

 その結果、最終的にはこのようになります。


 アーチ出し同様、こちらも最後は光を当てながらスクレーパーで綺麗に仕上げます。
 完成の厚みまで来てしまいデコボコが残ってしまった場合は残念ですがそこまでにしておいて下さい。
 厚みの方が大事なので。


 以上で厚み出しの説明を終わります。

 次は→ 9.ライニング

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