製作工程一覧に戻る
6-a.削り

 ネックの渦を削りだす前にバンドソーで外形を加工し、その後に糸巻き用の下穴をボール盤で4ヶ所あけておきます。

 以下、その作業の説明です。

  最近のネック材は完成時の最大幅、42mmにギリギリの木が多いようです。
  バンドソーで切っていくのですが、平面が出ていないと切りにくいので足りない場所に木を足して
  平面と直角を作ります。
  すでに切り始めている写真ですがこの薄い方の木が付け足した木です。
  付け足した木の部分は削ってしまうので完成時にはなくなります。
 

  平面と直角が出たらゲージに合わせて線を引きます。
  写真を撮るのを忘れたのでゲージだけ・・・
 

  次にボール盤で糸巻き(ペグ)の部分の穴をあけます。(当然4箇所にあけます。)
 


  いよいよネックを切っていきます。

  切っていく時のポイントは切った後に鉛筆の線が見えるか見えないかぐらいに切るのが理想の切り方です。
  このバンドソーの刃のアサリは2mmなのでそのことを計算して切っていきます。
     

  
 切り終わったら、基準となる中心線をとります。(写真が一枚では収まりきれなかったので・・・)
 中心線の取り方は、まず基準面から考えます。
 ネックの渦の最大の幅は42mmなので半分の21mmの所に上下に印を付けてそれを線で結びます。
 次にナットが付く部分の線は写真では見にくいのですがゲージに穴が4つ空いているのですが一番右の穴の斜め右上の所に刻み目があります。
 そこに印を付けて反対の面にもゲージに合わせて印を付けて線で結びます。
 
 


 


  渦の部分はこのようなアルミを曲げた物を使用して線を引いてます。

  

 次は→6-a-1.削り(1)
ページのトップへ戻る

inserted by FC2 system