この写真は表板ですが実際は裏板から作業します。
まずはバンドソーである程度の形まで余分な木を落とします。
次に台に固定してノミ
で荒削りという作業をします。
慣れると大きいノミの方が作業が早いです。
様子をみながら大まかな形に仕上げます。
荒削りが済んだらこのような形になります。
この写真から裏板です。
(見分け方は裏板には、はっきりとした杢(もく)が出ています。)
そして徐々に仕上げをしていきます。
まず周りの淵の部分から削っていきます。
1cmぐらいを目安に線を書きます。
この厚みは完成時には4mmになります。
ある程度削れたら次は毛引き でまず外形から4.2mmの線を引きます。
これをノミ ・豆かんな・スクレーパー
などを使って削っていきます。
そのままだと不安定なので台で固定すると作業がしやすいです。(固定台)
中心の1番高い所は完成時には15mmになります。
この高さを注意しつつ削っていきます。
外形から1cmぐらいを綺麗に平面が出せたらこの時点でパーフリング入れの作業に入ります。
パーフリングの作業が終わったら本格的にアーチを出す作業に取り掛かります。
いきなり完成の形を目指すのは無謀過ぎます。
なので徐々に時間を掛けて作業していきます。
まずは、まだノミで削っても良さそうな所を探しながら削っていきます。
次に豆かんなで全体を仕上げていきます。
まずは接ぎ合わせ面上でアーチを作ります。
写真では分かりにくいかもしれませんが、このぐらいのアーチが理想です。
接ぎ合わせ面に垂直方向のアーチの写真も撮ろうとしたのですが、この写真以上に分かりにくいと思い断念しました。
豆かんなでデコボコになった表面をヤスリで綺麗にして、スクレーパーで滑らかにします。
この段階では細かい凹凸がまだまだあるので、等高線を引きます。
次は→5-b.等高線