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5-a.アーチ出し(荒削り)

 この写真は表板ですが実際は裏板から作業します。

 まずはバンドソーである程度の形まで余分な木を落とします。
 次に台に固定してノミ で荒削りという作業をします。
 慣れると大きいノミの方が作業が早いです。
 様子をみながら大まかな形に仕上げます。



 荒削りが済んだらこのような形になります。



 この写真から裏板です。
 (見分け方は裏板には、はっきりとした杢(もく)が出ています。)

 そして徐々に仕上げをしていきます。
 まず周りの淵の部分から削っていきます。
 1cmぐらいを目安に線を書きます。

 この厚みは完成時には4mmになります。

 ある程度削れたら次は毛引き でまず外形から4.2mmの線を引きます。
 これをノミ ・豆かんな・スクレーパー などを使って削っていきます。
  そのままだと不安定なので台で固定すると作業がしやすいです。(固定台
 

 中心の1番高い所は完成時には15mmになります。
 この高さを注意しつつ削っていきます。
 
 外形から1cmぐらいを綺麗に平面が出せたらこの時点でパーフリング入れの作業に入ります。


 パーフリングの作業が終わったら本格的にアーチを出す作業に取り掛かります。


 いきなり完成の形を目指すのは無謀過ぎます。
 なので徐々に時間を掛けて作業していきます。


 まずは、まだノミで削っても良さそうな所を探しながら削っていきます。




 次に豆かんなで全体を仕上げていきます。
 

 まずは接ぎ合わせ面上でアーチを作ります。
 写真では分かりにくいかもしれませんが、このぐらいのアーチが理想です。
 接ぎ合わせ面に垂直方向のアーチの写真も撮ろうとしたのですが、この写真以上に分かりにくいと思い断念しました。
 


 豆かんなでデコボコになった表面をヤスリで綺麗にして、スクレーパーで滑らかにします。
 この段階では細かい凹凸がまだまだあるので、等高線を引きます。

 


 次は→5-b.等高線

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